何と言っても今回の見どころは、特定技能労働者としてミャンマーから来たスタッフ、看護師、作業療法士、栄養士によるミャンマーの伝統舞踊です。
折しも、この日はミャンマーでの元日。そこで、そのお祝いにちなんで、ミャンマーの伝統舞踊を練習し、誕生会で披露しました。

当日、ミャンマー人スタッフは民族衣装「ロンジー」を着て参加。
練習時間の確保が難しかったにも関わらず、しなやかなで優雅な振り付けは、ミンチョーウィンさんの優しい歌声と息がぴったり。
思わず、日本にいることを忘れてしまいそうになりました。

急遽、踊りに参加することになった病棟師長。「見様見真似で踊りました」と言いつつも、左右に揺れるそのステップは軽やかで、あっと言う間に周囲に溶けこんでいました。まさに、国境も、職種もこえて、6病棟一丸となって作り上げた舞台でした。

患者さんは初めて見る華やかな民族衣装や伝統舞踊に引き込まれ、手拍子をしたり、踊りについてスタッフに尋ねたり…異国情緒たっぷりの特別な誕生会を楽しまれていました。

ティンジャンと呼ばれるミャンマーの新年を祝う「水かけ祭り」では、参加者同士が1日中水をかけあうのだとか。そうやって、1年の災いや汚れを落として、より清らかなこころもちで新しい年を迎えるそうです。　　
日本では新年度が始まりました。心機一転、今後も患者さんに楽しんで頂ける企画を提供していきたいと思います。 (M.M)