2026.09.09

川添ニュース

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【川添スタッフ:1病棟ケアワーカー】~イメージチェンジに隠された想い~

病棟での様子
 

皆さんは、見知っている人が突然髪型を変えたらびっくりしませんか?それほど髪型は周りの人の印象も、その人自身の気分も大きく左右するものです。とくに長い髪をバッサリ切った時はなおさら。何かあったのだろうかと気にかかったりもします。

最近、まさにそんなことがありました。彼女はミャンマー出身の女性ケアワーカー。K-POPやお洒落が大好きな、どこでもいそうな若者です。きれいなロングヘアは彼女のトレードマークのようでもありましたが、ある日の朝、かわいらしいショートになっていました。

誰もが驚くほどイメージチェンジしたその理由は「ヘアードネーション」。がんや脱毛症、事故など様々な理由で髪を失った人たちにウィッグを無償提供する活動です。その趣旨に賛同した方々からの髪の寄付で成り立っています。彼女の切った髪の毛も、誰かのためのウイッグとして役立てられるというわけです。

思えば、彼女はお父様をがんで亡くしていました。そもそも、日本と言う異国の地で仕事を希望したのも、お父様の治療費を送りたいという気持ちから。当院への採用が決まった後は、当時勤めていた仕事を辞めて介護に専念しました。残念ながら来日前にお父様は旅立たれましたが、その直前には病院から自宅に引き取り、ケアを継続。お父様が愛した我が家で、家族に囲まれての看取りを実現したのでした。そこには、彼女の家族への思いやりとやさしさ、その芯の強さが感じられます。

そして今、彼女はケアワーカーとして日々患者さんに寄り添っています。彼女がかつて家族に発揮していた思いやりとやさしさが、今度は家族だけでなくより広い対象にも向けられているようです。今回のヘアドネーションにしても、お父様と同じ病気の治療をしている人たちの役に少しでもたちたいとの気持ちから。

誰かのことを思い、誰かのために力を尽くせるのは、国境をこえて共通するケアの中核イメージと重なります。とりわけ彼女のそれは、より純粋で見習うべきところが沢山。私自身も彼女からいい学びと刺激を受け取りつつ、これからの彼女の活躍を見守り続けていきたいと思います。

なお、ヘアドネーションへ挑戦した時の様子をInstagramでもご紹介しております。是非、ご覧ください。
  • 髪を切る前
  • 切った後
  • ヘアードネーションのため切った髪は郵送しました
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