2026.05.28

川添ニュース

野菜を育てよう!(3A、3B病棟 作業療法)

手際よく、園芸に詳しい患者さん
ある日の昼下がり。新館入り口横の小さな畑。そこに集いしは数名の患者さんとスタッフたち。空を見上げれば曇り空で、暑すぎもせず寒すぎもせず、農作業にはちょうどいい日和。そう、今日は数ある作業療法メニューの一つ、園芸活動の日です。

畑を前にしゃがみこめば、ほんのり湿った土の匂い。手を伸ばして土に触れると、ひんやりとした感覚。五感が開かれるのを感じながら、畑に小さな穴を掘ります。苗をポットから優しく取り出して、そっと穴の中へ。周りの土をそっと寄せて抑えながら「無事に根付きますように。おいしい野菜を実らせますように。」と願います。それに応えるように、小さな苗が天に向かってピンと背筋を伸ばしていました。

花や野菜を育てる時間は、単なるレクリエーションではなく、心と身体の回復を支える大切なリハビリテーションの一つです。日々成長していく野菜を見守り、やがておいしくいただくという一連の経験。そこには、達成感や喜びの積み重ねがあり、自信や意欲回復にもつながります。加えて、よくいわれるのが、土や植物に触れることで得られる心を落ち着かせる効果。自然のなかで活動することによって、いつの間にか気持ちが穏やかになっているのに気が付きます。

また、共同作業を通して、コミュニケーションが促進されるのも見逃せません。
「苗はここに植えましょうか。」
「私はスプレーをしますね。」
そんなやり取りを重ねながら、作業を分担したり、お互い協力することで、人とのつながりや社会性を取り戻すきっかけにもなっています。園芸に詳しい患者さんは、スタッフに野菜作りのコツを教えてくださる場面も。活動を通して互いに学び合う温かな交流も生まれています。

これからも季節を感じながら、患者さんと一緒に楽しめる活動を続けていきたいと思います。
なお、作業療法の様子はInstagramでもご紹介しております。是非ご覧ください。



 
  • ナス、トマト、スイカの苗
  • スタッフとともに
  • 自然に感謝です
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