11月17日(土)当院にて今津人形芝居恵比寿座の公演、並びに当院文化祭が催されました。
まずは、今津人形芝居のご報告を致します。
演目は「東海道中膝栗毛 赤坂並木の段」でした。江戸時代後期から受け継がれる今津、大原の人形芝居。今津小学校からの生徒も大人に混じって人形を操作していました。細かで複雑な関節の動きに見とれてしまいます。
この箒が空中に放り投げられ、人形の手から人形の手に飛び移ります。この芝居の見せ場の1つと言ってよいのでしょう。大成功でした。
芝居が終わって、小学生達が率先して舞台道具を片付けます。「子供たちが片付けまで覚えてくれるので助かるよ。」伝統を受け継ぐことの清らかさがそこにはありました。子供たちは今は無邪気に何気にやっているのでしょうけど。上は展示して下さっていた別の人形です。
同日、午後からは当院文化祭が催されました。患者様や当院職員からの展示品を一部ご紹介致します。
刺し子の作品です。幾何学的な模様を縫うのは根を詰めそうです。
綺麗でかわいい花や野菜のイラストです。「半分、青い」のコメントがツボですね。
患者様の俳句の会で書き溜められたものから一部発表です。
真ん中に咲くのは撫子です。文化祭の日にちょうどタイミング良く、花を咲かせました。
今流行りのDIYです。作者の創作意欲とセンスが感じられます。青い差し色を入れたのが玄人肌ですね。
44歳男性医師の猫写真展です。家の猫と病院の猫を一年間撮り続けました。親バカぶりを発揮しております。申し訳御座いません。
お茶の先生とそのお弟子さんが来て下さいました。傘の柄の所には「一期一会」と書かれています。お茶を立ててもてなす主とお客様、そしてその空間も一期一会、と考えられその言葉を選ばれたとのことです。
お菓子と一緒にお茶を頂きます。このお茶がとても「えっ!」って驚く程、まろやか。こういうお茶を年に一度は味わって、日本文化を噛み締めたいものです。
最後に、病棟の患者様からの合唱の発表がありました。演奏は当院OT職員によるものです。44歳男性医師が好きな「ちいさい秋見つけた」の曲もありました。
今年は午前に今津人形芝居、午後に当院文化祭と、一日中楽しめました。今津人形芝居恵比寿座の皆様、誠に有難う御座いました。来年も楽しい文化祭を企画したいと思います。